介護福祉士として働きながら副業を考え始めると、期待と同時にさまざまな不安が頭に浮かびやすくなります。「本当に続けられるのか」「本業に影響が出ないか」「失敗したらどうしよう」といった気持ちは、ごく自然な反応です。
不安を完全になくそうとする必要はありませんが、整理せずに抱え込むと行動が止まりやすくなります。ここでは、不安を減らすための思考整理の考え方を紹介します。
1. 不安は行動を止めるためのサインではない
不安を感じると、「やめたほうがいいのでは」と考えてしまいがちです。しかし、不安は危険を回避するための感情であり、行動そのものを否定しているわけではありません。
大切なのは、不安があるから何もしないのではなく、不安の内容を一つずつ見ていくことです。
2. 漠然とした不安を言葉にする
不安が強いときほど、その正体がはっきりしていないことが多くあります。「なんとなく不安」という状態を、そのままにしないことが重要です。
紙やメモに、不安に感じていることを書き出してみましょう。書き出すことで、対処できるものと、今は考えなくてよいものが分かれてきます。
3. 自分でコントロールできることに注目する
副業に関する不安の中には、自分ではどうにもできない要素も含まれています。例えば、将来の収入の変化や周囲の評価などです。
一方で、使う時間を決める、初期費用をかけない、副業のペースを調整するなど、自分で選べる部分も多くあります。意識をコントロールできる範囲に向けることで、不安は和らぎやすくなります。
4. 最悪のケースを現実的に考える
不安が膨らむと、頭の中で状況が過度に悪化しやすくなります。そのため、一度「うまくいかなかった場合どうなるか」を冷静に考えてみましょう。
多くの場合、生活が立ち行かなくなるほどの事態にはなりにくく、「やめれば元に戻れる」という選択肢が残っています。この確認だけでも、気持ちは落ち着きやすくなります。
5. 副業を実験と捉える
副業を「成功させなければならないもの」と考えると、不安は一気に強まります。そこで、副業を実験や試し期間として捉えてみましょう。
一定期間やってみて合わなければやめる、方向を変えるという前提を持つことで、心理的な負担は大きく減ります。
6. 本業への影響を基準に考える
介護福祉士にとって、本業の安定はとても重要です。不安を感じたときは、「これが本業にどの程度影響するか」を基準に考えてみましょう。
本業に支障が出そうであればペースを落とす、問題がなければ続けるという判断ができるようになります。
7. 情報を入れすぎない
副業について調べすぎると、成功例や失敗例が次々と目に入り、不安が増幅することがあります。情報収集は必要ですが、量には注意が必要です。
信頼できる情報源をいくつか決め、それ以上は見すぎないというルールを作るのも有効です。
8. まとめとして心を整える視点
介護福祉士が副業を考えるときに感じる不安は、責任感があるからこそ生まれるものです。その不安を無理に消そうとせず、整理して扱うことが大切です。
不安を細かく分け、自分で選べる部分に目を向けることで、気持ちは自然と落ち着いていきます。本業を大切にしながら、安心できるペースで選択肢を広げていきましょう。
